多様化する社会の中でなぜ今女子塾なのか
この多様化する現代でなぜ女子だけの塾を作ったのか。そう考える方が大勢いらっしゃるかと思います。しかし、男女では脳の構造が異なるため、考え方や物の見方が全く違います。そうした違いのある男女に同じ教育を行うのは少し無理があります。また、多様化する今だからこそ女子塾が必要とされる理由があります。ここでは、それらの理由や女子塾の魅力を伝えたいと思います。
①脳の構造が異なる男女では、それぞれに適した教え方がある
生物学的に異なる男女は、同じ環境・同じやり方で教育を行うよりも、それぞれに適した指導を行うほうが力が伸びやすい。
例えば下記の例が脳科学的に実証されています。
- 女子は励まして自信を持たせ、男子には、現実を見せて自分が思っているほどに自分が賢くないことを自覚させ、もっと上達できるようにけしかけると良い。
- 女子には話し言葉で説明を加えながら板書すると効果的。男子には図解形式の板書が記憶に残りやすい。
- 英語の場合、女子は文脈優先で感覚的に読解する。男子は文法に則って数学的に読解する。
- 数学の場合、女子は1番の問題から順番に説明する必要があり、途中でわからなくなったらまた1番からやり直さなければならない。男子の場合は、概論だけを説明し、あとは実際に問題を解かせてみるほうが早い。
CLEARでは、女子の特性を意識した指導を行うよう心がけています。
②性別という枠組みに捉えられずに、素の自分で勉強できる
男の子がいる環境では、無意識に発言や行動に男の子の目線を意識してしまいます。
その結果、「かわいくない」と捉えられてしまいがちな以下の行動に影響が出てきてしまいます。
- 積極的な発言や質問、自分の意見をはっきり伝える
- 本気を出して勉強をする
- クラスでリーダーシップをとる
- 偏差値の高い高校を目指す
- 個性(素)を出す
もちろんその子の性格にもよりますが、女子だけの空間は共学に比べて素を出しやすい=自分の力を伸ばせる環境、といえます。
③共学よりも別学の方が学力アップすることが証明されている
東大合格者数ランキングを学校別にみると、上位には男子校・女子校がズラリと並びます。また、別学の効果は女子のほうが大きいことを示す研究が複数発表されています。以下はイギリスのエセックス大の調査結果です。
大学の初年度に行われる経済学の授業を受講する学生を、「女子のみ」「男子のみ」「男女混合」という3つのクラスにランダムに振り分けた。 「女子のみ」のクラスの学生は「男女混合」のクラスの学生よりも偏差値が2.5も高く、1年目の経済学の単位を取る確率が7.7%も高かったことが示されました。しかも、大学を退学する確率が57%も低く、イギリスの教育システムの中でトップランクに位置する学位を取得する確率が61%も高かったのです。 |
他の調査でも同様の結果が出ています。女子塾は学力が上がりやすいことが実際に研究結果として示されているのです。
CLEARの在学生の入塾前後の席次比較
CLEARでも入塾後に大きく成績が伸びていることがわかります。
④多様化する今だからこそ女子塾という受け皿が必要
女子塾と聞いて「珍しい」「今の時代に別学?」と思った方も多いと思いますが、他県ではすでにいくつか存在しています。しかし、沖縄では、塾選びとなった場合、「共学」の集団授業、もしくは「個別」指導の二つしかありません。
女の子たちの中には、「男の子が苦手」「女子だけの空間が好き」という子もいるでしょう。しかし、その子たちが好んで通える選択肢がないのです。個別指導も仕切りがあるだけで全員同じ空間です。
男女平等が叫ばれるようになり、どんどん性の壁がなくなる今、その子たちの居場所が逆になくなっていくように感じています。女子塾はそのような子たちの受け皿としても必要です。
⑤学校は共学、塾は女子のみの別学、で良いとこどり
共学で過ごすことは、男女の考え方や物事の捉え方の違いを学べ、お互いに刺激を受けながら、適度な距離感、多様な価値観が身に付きます。それは今後の人生においても非常に役に立ちます。
女子学ではこれまで述べた通り、学力を上げやすい環境が整っており、男の子の視線を気にせず伸び伸び学べます。
そのため、共学で日々の集団生活を送っている子は、学力アップを目的に入る塾に女子塾を選択することで両方のメリットの恩恵を受けることができるため、強くおすすめしています。
とはいえ、個々の性格や個性もあるので、「環境がその子に合うかどうか」を判断することが重要です。まずは一度体験授業を受けて検討されるのが一番です。
最後に・・・
他の塾とで悩むなら、まずは一度説明を聞きにいらしてください。
指導方法・熱意の面では自信があります。
一緒に志望校の合格を目指してがんばりましょう!